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本研究の目的は、摺動面にシリカナノ粒子を担持させることで潤滑液としての水が境界膜を形成することで超低摩擦を発現する、カーボンニュートラルとエネルギー損失低減を兼ね備えた水潤滑システムを構築することにあります。
シリカとは、二酸化ケイ素(SiO2)のことです。その中のケイ素(Si)は地球上で酸素に次いで二番目に多く含まれている元素となります。水は人体や環境にも無害で身の回りにあふれた液体です。
摩擦を軽減するということは、エコロジーと直結した切実な課題です。
当社は、特別な材料を使うことないエコロジーな製品の研究開発をすすめるため、日々努力しております。
以下に水を潤滑液とした水潤滑システムのサンプル動画を掲載いたします。
左:ウエイト、右:回転機構
ウエイトおよび回転機構の形状は変わります。
回転機構に水を注ぎます。水を注ぐ場合は上記のような方法をとります。
回転機構にウエイトを設置します。
ウエイト部を保持して、回転機構に水がなじむように左右に2・3度回ります。
左右どちらかに勢いよく回すとウエイトがスムーズに回転します。
スムーズに回転している様子がわかると思います。